日々徒然

歴史についての個人的な考えや、史跡・神社仏閣めぐりのお話をつらつらと綴ります。時には溺愛する猫のこと、スピリチュアルについても少々。

【神社めぐり】離宮八幡宮

先日、京都旅行に行ったとき、大山崎に泊まりました。

大山崎といえば天王山が有名ですが、駅前には【離宮八幡宮】という立派な神社があります。

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[所在地]

京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21-1

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ほんとに駅の前です。

 

清和天皇の御代に建立された、石清水八幡宮の元社で、もとは嵯峨天皇離宮「河陽離宮」があった地だったところから、離宮八幡宮と名付けられたそう。

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鳥居は立派で、境内もなかなか広い。

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中門もあります。

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本殿は、八幡造。祭神は八幡さまだけに、応神天皇神功皇后

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製油発祥の地とのことで記念碑と油祖像がありました。

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平安時代末期にはえごま油の製造が始まり、その後「大山崎油座」が設けられ、室町時代には油の取引を独占してたそうな(消滅するのは織田信長楽市楽座政策による)。

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製油発祥の地だけに、日清オイリオとか出光石油といった、たくさんの油関係の企業が寄付してました。

9月にある例大祭は「油座まつり」というそうです

あと、社務所では、御神酒ではなく御神油を授かることができるそうです(今回は開いてなかった)。

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特に強いパワーを感じる、というわけではありませんが、穏やかな雰囲気の居心地のいい神社でした。

最後に。

境内には「菅原道真腰掛石」がありました。太宰府に赴く旅の途中で休憩したとか。

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賢くなりますように、とお願いしてきました(笑)